Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 少年院出所者、引き取り拒否で1割が家庭に戻れず
全国の少年院の出所者のうち、親に引き取りを拒否されるなどして家庭に戻らなかった者が、過去5年間に2582人に上り、全体のほぼ1割を占めることが12日、法務省が今月実施した緊急調査でわかった。
 うち3分の2は、雇用主や知人などに引き取られているが、引受先に更生を支援する能力があるのか同省も把握できていない。引受先が全く見つからない出所者も増加するなど、出所後の社会復帰を促す環境は悪化傾向にあり、同省は「再犯を防ぐためにも、新たな支援の仕組みを検討したい」としている。
 同省によると、昨年までの5年間に、全国53の少年院から出所したのは年5000−6000人で、計2万8923人に上った。
 このうち「家族」が引受人になった出所者は、全体の91%にあたる2万6341人。残りは、家庭の事情で引き受けを拒否されたり、親と暮らした場合に非行が悪化するのが明白だったりして、家族の元に戻れなかったケースだった。
 その3分の2にあたる1721人は引受先を「雇い主・その他」としており、828人は、行き場のない出所者を対象とする「更生保護施設」を引受先としていた。
 また、入所歴が多いことなどを理由に更生保護施設から入所を断られ、引受人が全くいなかった出院者は2000年が1人、01年がゼロだったのに対し、02年は9人、03年は10人、04年は13人で、ここ数年で増加していることも分かった。
(読売新聞) - 10月12日14時45分更新